熱計算の基本公式
オームの法則
抵抗体(R)に電力(V)を印加すると、電流(I)が流れ下の関係が成立し、
また、電力は電気のなす単位時間あたりの仕事のことを言います。
I=電流(アンペア・A) E=電圧(ボルト・V)
R=抵抗(オーム・Ω) W=電力(ワット・W)
電力と熱量
ジュール熱
抵抗R(オーム)の抵抗体に電流I(アンペア)をt秒間連続して流すと、抵抗体中に発生する熱量は、下記の式で表される。
熱量の単位
水1グラムを1℃温度上昇させるに要する熱量を単位にとり、これを1カロリーで表します。また、一般にはキロカロリー、キロワット時でも表します。
MKS単位系では、熱量の単位はエネルギーの単位ジュール(J)を用いますが、普通キロカロリー(Kcal)が多く用いられます。
1[Kcal] = 4186.5[J]
これは、1[Kwh]=860[Kcal]という関係式から次のように導かれます。
その他の単位換算
J
kcal
cal
kwh
J
1
2.40×10-4
0.24
2.778×10-7
kcal
4186.5
1
1000
1.16×10-3
cal
41865
0.001
1
1.16×10-6
kwh
36000000
860
860000
1
抵抗R(オーム)の抵抗体に電流I(アンペア)をt秒間連続して流すと、抵抗体中に発生する熱量は、下記の式で表される。
水1グラムを1℃温度上昇させるに要する熱量を単位にとり、これを1カロリーで表します。また、一般にはキロカロリー、キロワット時でも表します。
MKS単位系では、熱量の単位はエネルギーの単位ジュール(J)を用いますが、普通キロカロリー(Kcal)が多く用いられます。
1[Kcal] = 4186.5[J]
これは、1[Kwh]=860[Kcal]という関係式から次のように導かれます。
J | kcal | cal | kwh | |
---|---|---|---|---|
J | 1 | 2.40×10-4 | 0.24 | 2.778×10-7 |
kcal | 4186.5 | 1 | 1000 | 1.16×10-3 |
cal | 41865 | 0.001 | 1 | 1.16×10-6 |
kwh | 36000000 | 860 | 860000 | 1 |
合成抵抗
単相結線と合成抵抗
①線電圧(E)、容量(W)のヒータを結線した場合。
②線電圧(E)、容量(W0)のヒータをn個直列に接続した場合(直列接続/シリーズ結線)
③線電圧(E)、容量(W0)のヒータをn個並列に接続した場合(並列接続/パラレル結線)
三相交流回路と合成抵抗
線電圧E(V)の平衡三相交流回路にデルタ[Δ]または、スター[Y]結線した場合、電圧、電流、電力の関係は下記のように表すことができます。
①Δ結線(デルタ結線)
EL=線電圧[V] IL=線電流[A] I=相電流[A] R=抵抗[Ω] W=電力[W]
②Y結線(スター結線)