熱流体解析

①加熱装置の流体解析による、温度低下の原因解明出で、外気影響による熱の損失を防ぎ、
加熱炉単体の省エネに貢献。

②流体解析Ⅰ:加熱領域の形状(囲み板)最適化による熱風流れの分布の改善。

③流体解析II:熱風吹き出しノズル形状最適化による熱風流れ伝熱効率の向上。

 

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④熱風流れ変化による熱伝達効率の改善解析

この分析の目的は、熱風対流によって被加熱体のステンレスボールへの熱伝達を高めることです。ボールは、ウインドチューネル(または対流オーブン)に配置され、解析ではチューネル壁の形状が球体への熱伝達に対するの影響を可視化しました。目標は、エネルギーコストを削減するために、短時間で球を加熱することです。解析条件について、球は15m/sの速度および100℃の温度前方からくる熱風で、20秒間熱されます。壁面にフィンを持つ場合と平らな壁場合のボールの中心の温度の値で、熱風の熱伝達効率を評価します。解析の結果は壁にフィンがあった場合、ボールの温度はより高いことが分かりました。壁にフィンを設置したことで、熱風の熱伝達を改善したことを判断できます。

⑤配管形状の最適化

配管の形状を最適化することで、流体出入口の圧差と温差を最小限まで削減、流体のエネルギの損失を最小化。

最適化した配管の形状で温度を維持しながら、圧力差を45%改善することができました。

⑥回転速度と熱風の熱伝達効率の解析

この解析の目的は、異なる速度で回転するシリンダの熱風による加熱時間を比較し、より短い加熱時間の最適回転速度を見つけることです。シリンダは、5 m/sおよび150℃のホットエアを吹き付ける2つの熱風の吹き出し口の間に配置し、熱風の対流によって加熱されます。繰り返しのシミュレーションの後、前述の加熱条件下で最適な回転速度は110RPMであることが特定できました。�

⑦部品接着剤加熱硬化中発生したアウトガスについての解析

電子部品の硬化プロセス中に、接着剤の一部は加熱すると蒸発し、冷却するとチップの表面に堆積物を形成することがあります。この分析の目的は、加熱室の背面から熱風を吹き付けることによって、外側のガス除去の効率をチェックすることです。

ブロワなし、水平ブロワ、垂直ブロワの3つのケースをシミュレートしました。

分析の結果により、熱風ノズルの吹き出し口から同じ風速の条件で、ノズルが垂直に取付た場合アウトガスの排出には一番いい工がを得られました。

⑧シロコファン吹き出し流れ方向の改善についての解析

この解析の目的は、シロッコファンが発生させる流れの方向を改善することである。
シロッコファンをケーシングから取り外し、そのままの状態でシミュレーションを行い、流れの傾きの要因を特定した。解析の結果、シロッコファンの軸を支える支柱が流れの傾きの原因であることが判明した。
シロッコファンの軸が完全に支持されている場合、軸が支持されていない理想的な場合、そして軸の支持を最小限に抑えた改善された場合である。
実施した改善により、流れの方向が効果的にまっすぐになり、圧力損失が大幅に減少した。

●各構造のシロコファンのみでの解析

1.現状形状

2.改善形状a

3.改善形状b

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