マイクロヒーター

マイクロヒーターは従来のシースヒーターでは得難い高温で使用でき、温度上昇が早く、熱効率の高い経済的なマイクロヒーターです。
柔軟な発熱部(シース)は曲げ、手巻き加工が自在で複雑な形状の被加熱物にも取付が容易です。発熱部は耐熱性耐食性に優れたステンレス合金を使用し、溶接、銀ろう付も可能となっています。

*I型とは、両側端子タイプとなります

Ⅰ 型
シース外型 φ 線径 φ シース肉厚 t(mm) 抵抗値 Ω 最大電流値 A
1.0 0.22 0.10 28.0
1.6 0.35 0.19 11.0 3.80
2.4 0.58 0.25 4.15 5.80
2.4 0.54 0.26 4.6 5.60
3.2 0.76 0.31 2.4
4.8 0.94 0.53 1.5 13.9
6.4 1.50 0.71 0.6 25.5
*II型とは、片側端子タイプとなります
Ⅱ 型
シース外型 φ 線径 φ シース肉厚 t(mm) 抵抗値 Ω 最大電流値 A
1.6 0.30 0.18 14.5×2 1.80
1.6 0.25 0.26 21×2 2.50
1.6 0.21 0.20 30×2 1.80
1.6 0.17 0.19 45×2 1.3
1.6 0.13 0.19 60×2 1.12
2.4 0.46 0.23 6.4×2
2.4 0.32 0.23 13.5×2
2.4 0.26 0.27 21×2 2.48
2.4 0.20 0.27 34×2 1.56
2.4 0.18 0.27 42×2 1.35
2.4 0.16 0.27 55×2 1.10
2.8 0.54 0.43 4.7×2 6.50
2.8 0.37 0.30 10×2 4.00
2.8 0.30 0.30 15.3×2 2.94
3.2 0.62 0.31 3.6×2
3.2 7.5×2
3.2 12×2
4.0 0.80 0.40 2.2×2 12.30
4.0 0.54 0.54 4.9×2 6.55
4.8 0.96 0.53 1.6×2 15.00

 

<伝熱セメント使用のおすすめ>
パイプとかドラムにヒータを巻いて使用する時、線接触を熱伝導のよい面接触に変えます。
<伝熱セメントの一般的施工法>
伝熱セメントの用法は比較的簡単で、少しの例外を除き現場従業員の手によって施工出来ます。

普通、コテで施工し、手でも出来ます。

※1ガロン缶(9.1kg/3.8L)があります。

 

マイクロヒーターの長さ寸法計算方法

マイクロヒーターは、シース外形によって1m当たりの抵抗値が決められております
*シース外形によっては複数の抵抗値から選べます

マイクロヒータ―は、長いものほどワット数が小さくなります
*長さが短すぎる場合は、ワット数が高すぎてヒーターの寿命が短くなります


I型タイプのマイクロヒーター 200Vφ3.2のタイプで500Wのものが必要な場合の長さ

抵抗値が5種類あるため
(電圧×電圧)/W*抵抗値

抵抗値 2.4Ωの場合 (200V×200V)÷(500W×2.4Ω)
約33.3mのマイクロヒーターとなります

抵抗値 14.1Ωの場合 (200V×200V)÷(500W×14.1Ω)
約5.6mのマイクロヒーターとなります

施工実例

工具を使用しなくても、手で自由自在に曲げ加工できるので、どこでもどのような形でも使用できるパイプヒーターです。したがって、最も広範囲の分野において活躍しているといっても過言ではありません。

例えば、化学工場の装置の小さなバルブから、油、水等の液体輸送のパイプラインのような巨大なプラントに、あるいは未来のエネルギー源であり「原子力」の発電所等の諸設備に、又は厳寒地の道路、橋、飛行場の滑走路、屋根のトイ、車庫の床下等数限りなく使用できます。下記掲載のイラストレーションは使い方のほんの一例です。

安全性が高く、手軽に使えて、しかも高性能のこのパイプヒータの偉力を是非お試し下さい。

<パイプライン加熱>    <粉粒体輸送加熱>
<ホッパーシリンダー加熱>  <冷却ポンプ加熱>
<曲げ加工例>